Asia Club Report
いまやNYやロンドンへわざわざ遠征しなくても、向こうからDJが大挙してやって来てくれる時代になった。最近の東京などは翌日の正午過ぎまでパーティが続くことが珍しくない。まるで80年代のNYのようだ…。欧米の老舗のクラブがトワイロ、ヴァイナルをはじめ軒並みクローズしていることを考えると、むしろ日本のほうが恵まれたクラビング環境にあるのではないかとさえ思うこともある。(NYではお決まりのドラック・アルコール問題でクラブ側も頭を抱えているらしい。ジュリア−ニ市長のNYクリ−ン化計画の弊害によって、窮地に追い込まれているハコも多いと訊く)上海や香港ではMOSやロキシーを凌ぐ巨大なハコが雨後の筍のごとく続々とオープンしている。クライド・ヤングのように活動の拠点を中国に移すアーチストも少なくない。ハウスの新譜情報など本場NYやシカゴよりも、東京のほうが早いケースだってある。今日に至って、欧米とアジアのクラブカルチャーの垣根は完全に取り除かれたといったら言い過ぎだろうか。
MOVEMENT − 2 Jln bkt Bintang KL
ドイツのフランクフルト、オーストラリアのキャンベラ、そしてマレーシアのクアラルンプール。ある旅行作家が雑誌で列挙していた世界のつまらない都市ベスト3である。他の都市はともかく、ことクアラルンプールに関してなら、それは妥当な評価であると断言したい。ホントーになーんもない!凡庸という言葉がこれほどフィットする都市も珍しい。しかも過去パスポートを盗まれたこともあり、KLにはまったくといっていいほど良い印象を持っていないのだ。できることなら避けて通りたい街の筆頭であるのだが、フランキー・ナックルズが来るとなるとそうもいってられない。MOVEMENTはKL最大の繁華街であり、裏売春地帯としても有名なブキビッタンストリートの西のはずれにある。深夜、ホテルへ帰ろうとウロウロ通りを徘徊していたら20回以上ポン引きから声をかけられた。「兄ちゃん、オンナはいらないかい!オンナァ!」しつこいぞ、おめ−ら!そんなにオレは助平そうな顔をしてんのかよ!(苦笑) だからこそ、この街のことが好きにならざるを得ないのだ。
気合入りまくりのフランキー翁のプレイ、雨季のKLにて稲妻の如く炸裂した!レポは写真をクリック!
ZOUK − 17 Jiak Kim Street Singapore 169420
開放感溢れる常夏の国シンガポール。観光客の集まる繁華街、オーチャードストリートからタクシーで5分。ボートキーの川沿いに東南アジア最大のクラブ、ズークがある。欧米の著名なDJがアジアをツアーする際に必ずブッキングするハコとしても知られる。2001年上半期だけでもここを訪れたDJはポール・ヴァン・ダイクをはじめ、リッチー・ホーティン、フランキー・ナックルズ、クライド・ヤング、サシャ、ジョー・クラウゼル、ジョン・ディグウッド等ビックネームがズラリと並ぶ。とにかくここは、サウンド、ハコのスケール、ヴィジュアル、全てに妥協せず金をかけまくっているといった印象だ。ダンスフロアは3つのゾーンで構成されていて、それぞれが異なる雰囲気。とくにヴェルベットアンダーグラウンドなるフロアのバーカウンターは、厚手の絨毯が敷き詰められていて、まるで一流ホテルの宴会場のよう。踊っていても足腰に負担がかからないという配慮が嬉しい。リッチ&ゴージャス、加えて南国っぽいエキゾチックなテイストも盛り込んだ類まれな演出。キャパも3000人は余裕で入れるようだし、なによりも換気の設備がよく、いくら混んでも蒸し暑くなることがない。ドリンクに関しても手を抜くはずもなく、よほどマイナーなカクテルでないかぎりオーダー可能。バブル時代の東京にあった巨大DISCOを彷彿させるが、アホッぽい踊りで場をしらけさせるネーちゃんは皆無。客層は華僑の金持ちのご子息が多く、若いのにポルシェやBMWで乗り付けてくる奴もいる。(少しムカツク)踊り疲れたらエントランス脇のカフェで美味しいクロワッサンとミルクティーで腹ごしらえもできる。個人的にはTWILOやROXYを凌いで、世界でも屈指のハコではないかと… そのくらい気に入ってしまった。戦慄のダニー・クリビットレポは↑の写真をクリック。ZOUK10周年記念パーティということで、盛り上がり方もハンパじゃなかった。普段なら午前3時までの営業なのだが、この日ばかりは朝の6時まで延長となったのである。
CIPHER THE UNDERGROUND − Nakaku Sakae 4-3-15 Nagoya
風俗の盛んな街はナイトクラビングもこと欠かない。アムステルダムしかり、ニューヨークしかり。そして勿論、ここ名古屋でもその法則は当てはまるのだ。(笑) 場所はキャバクラや呑み屋が密集している歓楽街「SAKAE」のど真ん中。ローソンの前にあるビルの4階。あたりは韓国の性感マッサージ屋も多くて、呼び込みのねーちゃんも元気だ。地下1階にも「JB,S」というヒップホップ系のクラブがあり、あのNY出身のハウスDJ「Timmy Regisford」も回したこともあるらしい。このところ、この街には立て続けに海外の大物DJが来るようである。雑誌などの媒体には紹介されていない穴場のハコも多そうだ。事実、ここ「CIPHER THE UNDERGROUND」もKIM LIGHTFOOT が来るまで知らなかった。(つーか、名古屋に関してはまったく無知です。ハイ)地理的に日本の中心にあり、著名なDJのパーティとなると、全国から地元のパーティだけでは物足りないコアなハウサーが遠征に来たりしている。何よりもスタッフの気さくな対応と、フレンドリーな雰囲気が心地いい。何度でも足を運びたくなるハコである。
NARCISUS − Sukhunvit Rd 23 Bangkok
風俗の盛んな街はナイトクラビングもこと欠かない。香港しかり、東京しかり。そして勿論、ここバンコクでも例外ではない。(笑)なにしろ売春婦が世界で最も多いといわれる性都である。何も知らないで入ったDISCOがコールガールの巣窟だったということも珍しくない。NARCISUSはLALUNA(元トーラス)と並んでBKKでも指折りの高級ディスコ。PAUL・OAKENFOLD、NIKKY・HOLLAWAY、DERICK・MAY、JEREMY・HEALYなどの海外大物DJが回したことでも知られる。が、ここでも例外なく高級娼婦が幅をきかせている。(といったら語弊があるかもしれないが、事実だから思いきって書いてしまう)何も知らずにその手の女性に声をかけてしまい、いきなり2000Bという値段をつきつけられ、興醒めする危険性がなきにしもあらず。(私のことです)ま、この街にはテルメやサイアムなど、それ専門の援助交際カフェが存在するくらいである。アセアン諸国ではディスコイコール、「女を調達する場所」あるいは「体を張って現金を稼ぐ場所」と勘違いしている輩がやたらと多いのだ。もちろん、そういった連中が出入りしていない健全なクラブもあることはある。シーロム・ソイ4(通称ソイシー)沿いには人知れずアンダーグランド系のクラブが密集しており、海外のメジャーなDJは来ないものの、それなりに耳の肥えた人達が集まっている。ハウスでは通りを入って左側のTAPAS、WHITEBAR、UNDERGROUND、トランス・サイケデリックでは右側のOM・TRANCE、ヒップホップ系では左側のHYPER、SPEED(3階)、洋楽ポップスでは同じく左側のSPEED(1・2階)等といったところがお奨め。まだまだバンコクには未開発のクラブゾーンがいくらでもありそうだ。なお、事情通の間では今年からの深夜2時以降の酒類販売営業禁止の取り締まりが厳しくなったため、以前よりは全体的に少し盛り下がったとのことである。(ノンさん、情報提供ありがとうございました。)そういえば5年ぐらい前、NASAっていう2000人ぐらい入る巨大DISCOがあったけど、あれはどうなってしまったのだろうか。
PASHA − Alkent Tepecik Yolu Etiler Istanbul Tel 257-7822
「トルコの金持ちはヨーロッパの金持ちなんて比じゃないほどの富豪なんだ。パシャはそんな人々が遊びに行く場所なのさ」パシャの存在を最初に教えてくれたのはロンドンのB&Bで知り合ったトランス好きのドイツ人だった。そのクラブはイスタンブールにあり、普通の観光客はまず入れないという。「チェック厳しいですよ。フェラーリで行っても断られることもあるって話もあるぐらいですから。小汚いバックパッカーなんて、まず100%追い返されます」ロンリープラネットのBBSの旅行者の書き込み。「チャージ150万トルコリラ。高いけど、決して損することはない魔法のハコだね」そんな噂をきけば、ますます行ってみたくなる。「もう、イビサは終わってしまったよ。マンネリズムの極致さ。みんな新しい桃源郷を求めているんだ」事情通にいわせると次のターゲットがイスタンブールというわけである。なんでもイビサにあるパチャとは同系列のクラブで、パシャの方がより数倍ハイソな雰囲気なんだそうだ。かって地中海全域にまたがってに君臨した東ローマ帝国の首都。当時はコンスタンティノープルと呼ばれていた由緒ある街。さらにさかのぼること紀元前6世紀、古代ギリシャ時代にはビザンチウム帝国の中核として、世界中の富の半分が集まっていたといわれるいにしえの都。私にとってイスタンブールはヨーロッパのずっと先のほうに霞んでいる神秘のベールに包まれた憧れの地であった。そして、現在かの街でナンバーワンに格付けされるディスコ「パシャ」。「あそこにいくんだったら絶対夏だね。オープンエアでビキニの美人がうようよいるんだぜ」妄想は膨らむ。これはもう何をさしおいても絶対に行くしかない。(笑)はたして「パシャ」とはどんなクラブだったのか!地上の楽園という噂は真実だったのか?現地で衝撃的な事実が明らかにされる。緊急レポはコマーシャルの後で。もとい、近日中にUP予定。ちなみにパシャとは太守という意味です。
Yin Yang − 上海市 南昌路 125号 Tel 012-6466-6998
留学生に人気のギャラクシー、小室哲哉プロデュースのロジャム、地元のティーンエイジャーに人気のジェンアイ。上海のディスコは数あれど、上海にあって最も上海らしくないディスコ、いわゆる欧米のクラブの雰囲気をことさら色濃く漂わせているのが、ここ「YIN YANG」だ。かかる音楽は基本的にテクノ。ドリンクも飲まず、ただひたすら踊りつづける人多し。アジアのクラブには珍しくアンダーグラウンドな匂いをぷんぷんさせている。(中国のあるDISCOでは普段ウタダヒカルとかの日本語ポップスのCDを垂れ流しにしているらしい。それで商売が成立してしまうところが、いかにも中国らしいが)料金は100元。(日本円で1400円)この値段は中国のディスコの中でもかなり高いといっていい。が、信じられないことだがここでは値切ることができるのだ。常連の中国人は50元ほどで入っている。場所はフランス租界のメインストリート、ワイ海路の路地裏にある。挟西南路駅から金辰大酒方面へ徒歩2分。
また、最近になって淮海路にカルフォルニアクラブという地元のハウスフリ−クご用達のクラブもできた。上海の夜が本当に面白くなるのはこれからだろう。
PROPAGANDA − HollywoodRoad Centrel Hong Kong 2868-1316香港で最もステイタスのあるクラブといえば、これはもう「ハイテック」にとどめをさすしかない。毎年恒例のニュ−イヤ−ズパーティ−には必ずといっていいほど海外のビックネームが招かれる。アジアという場所柄、ケン・イシイ、キムラ・コウといった日本人DJも頻繁にブッキングされるようだ。九龍の表玄関である尖沙咀、および銅鑼湾界隈には現地の人向けのハコが密集しており、東京と比べても遜色ない盛況を誇っている。内装はBARとディスコの合体型が主流で、香港のロ−カルな雰囲気を楽しむにはうってつけかもしれない。表向きにはバンコクと同じでトランスが主流だが、欧米のクラブとはまた違った広東風歌謡チックな選曲が面白い。
そういった凡庸なハコでは満足できない根っからのハウサ−のあなた、異国でも灰になるまで燃え尽きたいとお望みなら、中環(セントラル)にある知る人ぞ知るゲイクラブ、「PROPAGANDA」がお奨めだ。キャパが100人にも満たない小さなハコだが、そのポテンシャルは侮れない。ここがアジア最強のハウス箱だと断言する人もいるほどだ。香港を紹介するメジャ−なガイドブックにはもちろん載っていない。海外から大物ゲストDJを招待するようなこともない。いわば、商売を抜きにした、地元の夜遊び大好き人間が集う隠れた穴場のクラブとでもいおうか。ゲイクラブだからといって、特別排他的な雰囲気を醸し出しているわけでも、女のコが入場できないわけでもない。ドラック目当てに来るジャンキ−も皆無。とにかくここはDJのセンスが抜群なのだ。(あくまでもワタシ好みのテイストということだが)そして、クラウドもコアなハウスファンばかりという気がする。恒例のヒット曲メドレ−では全員で合唱タイムが始まってしまうなんてことも!そんな光景を拝めるのは、アジア広しといえどここぐらいのものであろう。かってのSaundfactory を彷彿させるホットなヴァイブは、ここが中国の一都市であることさえ忘れてしまう。ブ−スにはタ−ンテ−ブルを3台と2台のCDJが鎮座し、オオッと感激してしまった。(日本ではあたりまえだが、アジアではCDJしか置いていないところが多い) 比較的新しめのヴォ−カルハウスを中心にディ−プなフィルタ−系を織り交ぜながらの、繊細かつ大胆なプレイ。地元の無名DJなのに、何だよ、これ!っていうくらいツボな選曲に鳥肌が立ってしまった。木曜日の深夜2時あたりがピ−クタイム。気持ち泣きが入った王道絶唱系歌物で、確実に絶頂に持っていかされる。かって中国ではゲイは死刑という信じられないような法律があった。この尋常ではない盛りあがり様はその当時の抑圧された情念までも爆発させているかのように感じた。
さて、肝心の場所だが、これがはっきりいってわかりにくいのだ。香港が初めての人なら、住所だけで探し当てるのは不可能に近い。蘭桂坊(ランカイフォン)を肩で風を切って歩くオサレな香港人に訊けばこっそり教えてくれるかも。また、同系列の店(オ−ナ−が同じ)として「WORKS」がある。かって「PROPAGANDA」だった建物を改装したハコで、現在香港で最もトレンディなスポット(死語)として人気らしい。
明月館 − ソウル市 麻浦区 西橋洞 361-17 地下1階
ソウルでクラブ密集地帯というとやはり梨泰院(イテウォン)だろうか。ここは近くに米軍基地があるため、ハングル文字よりもローマ字や漢字の看板が多くインターナショナルな雰囲気だ。ヨーロッパスタイルのバーやカラオケ、最近ではニューハーフショーのパブまで登場し、さしずめソウルの六本木といったところ。10件以上のクラブがひしめき合い、パピオン、ガリバー、オリーブ、バイアグラといったお店が目立つ。名前だけ聞くと錦糸町あたりのキャバクラのようだ。(笑) 内装はどこも日本の一昔前のディスコといった趣きで、ナンパに忙しいGIの兄ちゃんやアルマーニのスーツでビシッと決めた地元の若い衆等、客層はバラエティに富んでいる。なんでも韓国のクラブにはブッキングという独自のシステムが存在していて、店内に気に入った異性がいた場合、ウエイターに頼んで自分のテーブルに連れてきてもらうという…。ん?それはクラブじゃなくて、お見合いパブだろ!(笑)いや〜、地元の人の奥ゆかしい性格が忍ばれるすばらしい制度っすねぇ。心なしかお客の目もギラギラしているように感じる。この手のクラブは会員制が多く、ココズという店では入場を断られてしまった。また、梨泰院からそう遠くない押鴨亭洞(アクジョンドン)には、日本でも名前を知られているらしい有名なゲイクラブがあり、マッチョ系のお兄様方で連日盛り上がっているらしい。(名前は失念)
さて、このHPを御覧のハウサ−な皆さんにお勧めできる真っ当なクラブは地下鉄弘大入口(ホンデイック)駅周辺に集まっている。弘大とは韓国で美術系大学の名門と言われる弘益大学の略で、街もアカデミックな雰囲気。おしゃれで個性的なカフェやバー、高級外国ブランド店なども建ち並び、東京の表参道あたりと似ていなくもない。明月館(ミョンゴルグワン)はこの界隈でも老舗のクラブとして知られており、バレンタインデーにはテイ・トウワをゲストに呼ぶなど海外の著名なDJのブッキングも盛んに行っているようだ。チャージは一律1万ウォン(約1000円)で1ドリンクがつく。トランス系のハコだという情報を事前に入手していたのだが、当日はスピードガラージ中心。聴いたことのないDEEPな歌モノも多く、嬉しい誤算だった。曲のタイトルを確認しようとブ−ス越しに覗いたのだが、レーベルが印刷されていないのがほとんど。NYC直輸入のプロモ版なのだろうか?。そういえば、NYのソーホーには韓国人街があり、クラブの店員でも日本人だと思ったら韓国人だったというケ−スが多かった。独自のコネでプロモ盤を輸入しているのかもしれない。お店のスタッフもフレンドリーで、ワタシが日本人だとわかると丁寧な日本語で挨拶してくれた。肩の凝らないスマ−トな居心地の良さは、弘大という学生街にあるからこそなのだろう。
MATAMATA − ソウル市 麻浦区 西橋洞 247 地下1階
ソウルのクラブでとくに印象深かったのが、「MATAMATA」だ。場所は地下鉄弘大入口下車、弘益大学正門に向かって右側の坂を下り約50メートル進んだ右手のビルの地下1階。目と鼻の先に「明月館」がある。出向いた日が大晦日の夜ということもあったせいか、ハコはすでに山手線の通勤ラッシュ状態。しかも、客の7割方は女性。ソウル中の可愛いオナゴが集結しているといった感じで、思わず鼻の下が伸びっぱなしになってしまったのはいうまでもない。入場した瞬間、「オオッ〜」と歓喜の雄叫びを上げそうになったくらいだ。傾向としては菊川怜、矢田亜希子似のスレンダーな美人が多い。服はダーク系のキャミソール、肌の露出は大胆で、腕にはさりげなくブルガリのネックレスが…。ただ、かなりキツめな香水の臭いが気になった。韓国の女性は日本以上にブランド志向が強いときいていたが、なるほどなぁと実感した。茶髪じゃないのが妙に新鮮だったが、日本でハウスのクラブへ遊びに来る女のコとはファッションの傾向が微妙にくいちがっているように感じた。本人はイケていると思っているのだろうが、いかんせんアクが強すぎる。激しい腰使い、ロボットのような直線的な身のこなしはキムチパワーってやつか?さて、韓国女性批評はこれくらいにしておこう。(笑) 肝心の音の方はというと、これが以外と硬派路線。Finally、Rise、Little L、等のここ最近のヒット曲(韓国訪問は2001年のお正月)から往年のクラシックまで、オーソドックスな展開。欧米や日本のDJと比べても、選曲もスキル的にもほとんど遜色はない。むむ、侮れん、韓国のハウスDJ…。が、最後は見知らぬ日本人DJに交代し、バキバキのハードトランスで〆。しかも、そっちのほうが盛り上がっていた。(苦笑)
ソウルのクラブシ−ンは10年前の日本の状況と酷似していた。まだ始まったばかりで、これからといった印象だ。が、しかし、これからさらにマ−ケットが伸びていくかどうかは正直なところ疑問に感じざるを得なかった。 なんとなくファッション優先で、本当にハウスミュ−ジックに興味を持っているクラウドはごく少数に思えたからである。
☆ 以上、駄文ながらもレポUPしました。感想、質問等は大歓迎です。掲示板やメールにて承ります。